【大分チーム☆番外編】九博に行ってみた『モンゴル襲来の痕跡を探る』
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OUR PROJECT
プロジェクト紹介
市民参加型の
水中遺跡調査
現在進行中のプロジェクト(今後更新予定)
このプロジェクトでは、古来の人々が渡来した背景も考察するために、海流、気候、陸地の影響なども考慮し、海洋文化遺産、言い換えれば、水中遺跡がもつ「知のタイムカプセル」を再解釈して現代に甦らせ、未来世代につないでゆくことを目的としています。それらをSDGsの観点を含め、考古学、法学、地質学、地政学、歴史学など、社会科学と自然科学の協働を通じて得た知見をこの場や、シンポジウム等で発表します。
その手始めとして、瀬戸内海を「一つの海」として捉え、水中遺跡の観点から総合知を学術的に裏づけをし、このプロジェクトの発信地点にしたいと考えます。例えば、船という陸と陸を結ぶ媒体の積荷が、地政学な特性に基づく「場」で生産される食材や海産物に大きく関与してきた事実を調べ、学術的成果に高めます。さらには、航行中に沈んだ積荷や船の形状などから、沿岸に生きる人々と海がいかに密接な関係にあったかを知り、特に1960年代の日本の高度経済成長が、海岸の埋め立てと共に住民と海を隔絶させてきてしまったかを再認識し、水中考古学から得た見識を多くの方に周知していけたらと考えます。
このプロジェクトに集った海や遺跡に興味がのある市民が自らの足で郷土史資料室や図書館、博物館などを活用し、専門家の意見を交えながら研究し、海と住民の関係や伝承などを紐解き、未来に繋げる。その過程をオープンにすることが重要なミッションです。
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