【兵庫チーム】 第3回会議議事録(ランチミーティング)
- 兵庫海洋文化遺産プロジェクト
- 2024年10月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年10月17日

日時:10月13日(日)11時〜12時40分
参加者:どっちゃん、しょーちゃん、のれんにゆき、はるか(オブザーバーで神戸チームのセイジ)
開催方式:対面
議題:テーマと方向性について
✳前回のMTGで絞ったメンバーが興味のあるテーマについて、各自調べたことの共有と深掘り
①漁村の祭りや信仰の歴史・起源・祠について
⇨明石市のエビス社・イナリ社の信仰・祠/瀬戸内海沿岸地域に伝わる海・船に伝わるお祭り(坂越の船祭り、灘のけんか祭り潮かきの儀など)
等、興味深い内容もありましたが、各地域に伝わるお祭りや神社などは多くあるもののそこから海中遺跡に繋げることは難しいのでは?との意見もあり、今回のメインテーマからは外すことに。
②戦時中の民間徴用船について
⇨神戸市元町にある「戦没した船と海員の資料館」展示資料より
延慶丸(日本郵船)、帝香丸(大阪商船)、第三盛松丸、大孝丸、第弐海南丸などの徴用船が昭和20年3月〜7月の神戸大空襲の空爆で沈没(詳細の場所不明)していることが判明。当時の記録や日本郵船・大阪商船等の記録から沈没場所をあたれないか?
瀬戸内海は比較的水深が浅いので、大型船が残っている可能性は低いかも?
また、木造船は船くい虫によって残っていない可能性もあるのでは?
③海路と海難事故から水難事故がありそうな場所について
⇨姫路市近辺の海難事故の古文書を収集している方への接触、五泊について、海上保安庁の海洋状況表示システム「海しる」に記載されている沈没船、海洋障害物(その他表示となっているもの)について調べられないか?
沈没船については海上航路に支障があるもののみ記録されており、木造船などは記録されていない可能性もある。
④白石村について
⇨淡路島南あわじ市の灘地区から沼島にかけてあったとされている半島(淡路温故之地図に記載あり)に存在した村で、1498年の明応地震で沈んだとされている。
とても面白いテーマだが、これ以上調べる方法があるのか?
神社の芳名帳などに残っていないか?
現地での聞き込み、白石村出身者の子孫の方はいらっしゃらないか?
ここから、②〜④のテーマを幅広く調べていくべくテーマを
「播磨灘・淡路島近海の海中遺物について(自然災害・人的要因問わず)」とし、
エリアごとに自治体史や博物館・埋蔵文化センターなどを詳しくあたってみることに。
資料調査・現地調査を進めていく中でもし海中遺物について場所を絞って実際に探したいとなれば、ドローンや水中カメラを使用して探すことも検討したい。
✳今後のスケジュールについて
上記テーマに沿って各自で調査を続ける。行った場所や得た資料は随時Googleドキュメントを使用して共有。
10月末に再度オンラインMTGを実施し、テーマの再確認・当日参加できていないメンバー(みずぽりん)と進捗状況の共有を行う予定。
✳コメント
改めて兵庫の海にはこんなにたくさん海中遺物につながる可能性のある事例が眠っているということを実感し、とてもワクワクしました。
MTG後は神戸大学にてワークショップにも参加し、兵庫の海にまつわる歴史や海中写真、水中遺跡とは?等のお話をお伺いしました。皆さんと初めて対面でお会いして詳しいお話ができて、まだまだぼんやりとしていますが、より一層調べ進めていくことが楽しみになりました!(はるか)
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