
神戸港の発展につながるものについていろいろ調べているところですが、
先日、兵庫津ミュージアムで「兵庫津の未来を探るシンポジウム」という
講演会がありましたので、参加してきました。
このシンポジウムは、兵庫津について環境や歴史、まちづくりの視点から
どのような兵庫津の将来像を目指すかについて、専門家や周辺住民が
話し合うというものでした。
※2025年2月25日の神戸新聞でも本イベントが取り上げられていました。
■日時:2025年2月9日(日)13:00~16:00
■場所:兵庫県立兵庫津ミュージアム
■神戸チーム参加者:ばちゅこまま、あんとも
■内容:
・基調講演(1)兵庫津の近世・近代と“今”と未来
歴史的資源を活かしたまちづくりに向けて
神戸大学工学研究科建築学専攻 講師 山口 秀文 先生
・基調講演(2)兵庫運河のおいたち、今とこれから
徳島大学環境防災研究センター 客員教授 中西 敬 先生
・パネルディスカッション
■所感:
【ばちゅこまま】
兵庫運河については少々自身なりに学習していましたが、基調講演を聞いて
より詳しい生い立ち・今を知ることができました。
昭和初期と最近の兵庫津の地図を同じ縮尺で重ねて変化を見るのは大変興味深かったです。
歴史的資源を掘り起こし、顕在化・見える化するためのアプローチは、専門家だけでなく
市民目線が加わり、多岐に渡る柔軟な思考で模索することで、その可能性が広がると
感じました。
【あんとも】
市民に興味を持ってもらい、まちづくりという具体的なアクションに
携わってもらうという流れは、この「海洋文化遺産プロジェクト」で行っている
「市民が専門家の意見を交えながら研究し、それを広く他の市民に共有することで
同じように興味を持ってもらい、未来に繋げていく」という過程と同じだったので、
今後中長期的な視点でどのように神戸チームの活動を進めていくかについて
考えるきっかけとなりました。
正直なところ、このようなイベントに自ら参加しようという人は
既に興味を持っているので、まだ「未来に繋ぐ」に近いでしょうが、
イベントに参加する以前の人に新たに興味を持ってもらうというのが
非常に難しいな、と思いました。
兵庫津の未来を作るにしても、海洋文化遺産の保全を進めるにしても、
関係者以外にどう広げていくかというところが非常に重要だと再認識しました。
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